武田山は広島県広島市安佐南区祇園にある標高410.5メートルの山です。この山は安芸国の政治や経済の中心地として栄え、戦国期には毛利氏が広島に本拠を移して城下町を築くまでの歴史があります。現在でも城跡など多くの史跡が残っており、JR可部線・下祇園駅から北西へ憩いの森経由で約80分で登ることができます。
武田山の登山コースは、JR下祇園駅の登山案内板で確認し、登山口となる「憩いの森」を目指します。憩いの森までは約30分で、市街地をぬけ、のどかな家並みの中をゆっくり登っていくと、段々畑の風景が視界に入ってきます。途中には、銀山城の遺構である「馬返し」「御門跡」「千畳敷(城跡)」などが続きます。
武田山の頂上からは、祇園の町並み、太田川、市街地が一望できます。さらに、瀬戸内海の絶景も楽しむことができます。登山口から下祇園駅までは意外と時間がかかりますが、のどかな田園風景や市街地の景色を楽しみながらゆっくり歩くことができます。