芸北民俗博物館は、広島県山県郡北広島町西八幡原字聖山に位置する資料館です。この博物館は、樽床地域で昭和32年(1957)に収集された民具を中心に、周辺地域の民具を補足した総数479点の生活用具を展示しています。展示品には、樽床集落から移築された「中門造り」の民家も含まれています。この民家は、江戸時代の天明年間(1781~1789)頃の建築と言われており、当時の生活様式を垣間見ることができます。
この博物館は、樽床集落がダム建設により水没した際に、当地に残っていた生活用具を保存し、展示するために設立されました。展示されている民具は、樽床地域の生活様式を反映しており、当地の歴史と文化を学ぶことができます。
芸北民俗博物館は、地域の歴史と文化を保存し、後世に伝えるための重要な施設です。展示品や民家の復元により、訪問者は当地の歴史を垣間見ることができます。