一楽旅館は広島県広島市中区西平塚町2-19にある老舗の日本旅館です。この宿は戦後1950年に開業し、元・東遊郭の面影を留める宿として知られています。開業当時は赤線時代の特殊飲食店として利用され、多くの男女の逢瀬の場として利用されてきました。
現在では一般の方が宿泊する宿として利用されていますが、建物は当時の趣をそのまま残し、諸所に赤線時代の名残を感じることができます。客室は中庭を囲んで1階に3室、2階に5室、戦後すぐの建物部分には3室があります。一部、赤線時代から変わらず使用しているお部屋もあり、桜や桃、松など植物の名を冠した居室はいずれも昭和の空気を感じる、味のあるお部屋ばかりです。
宿泊料金は1泊1名様から4000円からで、長期滞在するとさらにお得です。空調設備、テレビ、アメニティも用意されています。この宿は広島市中心部に位置し、広島電鉄「銀山町」電停から徒歩約7分、広島駅から車で約5分、徒歩約20分の利便性の良い場所にあります。