神奈川県平塚市にて、伝統工芸「綴れ織り」と油絵を駆使する自閉症の作家、小酒井基紘さんの個展が開催されています。愛らしい動物たちが描かれるこの展示は、多くのファンを魅了しています。
小酒井基紘さんは、知的障害を伴う自閉症の39歳の作家です。幼い頃から絵を描くことが好きで、主に動物をテーマにした作品で知られています。彼の創作は、京都・西陣の伝統工芸である「綴れ織り」に特色があります。
彼は県立伊勢原養護学校で織物と出会い、専修学校に5年間通った後、綴れ織りの技術を磨きました。西陣の織元からの支援を受け、現在は自宅で父親の一繁さんを助手として作品を制作しています。
今回の個展では、1日1センチずつ織り進める半年かかるタペストリーや、色鮮やかな油彩画など約40点を展示しています。その中でも、綴れ織りで表現された「暁のアフリカ象」は、昨年の県美術展で工芸部門に入選し注目を集めています。
個展では、小酒井さん本人が自らの作品について説明してくれるため、訪問者は彼と交流することができます。また、彼の情熱と作品を通じて、ユニークな視点で世界を感じることができます。
神奈川県平塚市の「Gallery1045」で開催されるこの個展は、1月7日から12日までの期間行われます。営業時間は、午前11時から午後5時まで(12日は午後3時まで)です。
「Gallery1045」は平塚駅北口の東横イン1階に位置しています。アクセスも便利で、ギャラリーを訪れる際の利便性が高いです。
小酒井基紘さんの個展は、彼の独特な視点と技術が光る作品を通じて、多くの人々に感動を与えます。伝統工芸と現代アートが出会うこの展示会は、訪れる人に温かさと驚きを提供する貴重な機会です。明るく温かな世界観を肌で感じたい方には、ぜひこの個展を訪れることをお勧めします。
神奈川県平塚市明石町1-1