長年にわたり新宿のランドマークとして親しまれてきた「新宿ダイビル(旧・新宿アルタが入居)」が、
2025年4月25日から本格的な解体工事に入ります。
かねふくの大型看板やロゴ装飾、各種自動販売機がすでに撤去され、現地には
「新宿ダイビル地上解体工事」の告知ポスターが掲示。
歴史あるビルの終幕と、新たな再開発への胎動を同時に感じられる貴重な現場となっています。
本件は朝日新聞などの報道(2025年3月28日付)で明らかになったもので、
から
までの約14か月間にわたり段階的に工事が行われます。
特に 〜 は
アスベスト除去作業も並行実施され、安全確保の観点から厳重な管理体制が敷かれる予定です。
1980年代からカルチャー発信拠点として親しまれた新宿アルタの看板や装飾が取り払われた姿は、
当時の賑わいを知る世代にとって胸に迫るものがあります。
撤去済みの看板跡や仮囲い越しの内部構造は、建築・都市史の視点でも大変貴重で、
写真愛好家に人気の撮影スポットになりそうです。
解体期間中、地下連絡通路が部分的に開放される可能性があり、
地下から見上げる構造体や重機の動きなど、工事の「ライブ感」を間近で体験できます。
また、現場仮囲いには工事工程表や安全対策のパネル展示が予定されており、
都市再開発を学ぶ教材としても注目度が高いイベントです。
期間:2025年4月25日〜2026年6月30日(予定)
アクセス:JR・地下鉄・私鉄各線「新宿」駅東口から徒歩約3分。
新宿東口駅前広場を出てアルタ前の交差点を北へ進むと、すぐ左手に工事囲いが見えます。
※期間中、一部歩道の幅員減少や夜間通行規制が行われる場合があります。
新宿ダイビルの解体は、歴史の終幕と未来への序章を
同時に目撃できるまたとない機会です。
看板撤去に始まり、アスベスト除去、構造体解体へと進む工程を追うことで、
都市がどのように生まれ変わるのかをリアルタイムで体感できます。
アクセス至便な新宿で「都市の変遷」を肌で感じながら、
新たな再開発計画の行方に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
東京都新宿区新宿3-24-3