都筑とボツワナ文化交流国際現場で実感する感動と未来の架け橋

都筑・ボツワナ交流事業は、横浜市都筑区とアフリカ南部のボツワナ共和国との間で、児童による絵画を通じた国際交流を実現する取り組みです。両国の小学校の３年生の児童が描いた色彩豊かな作品が、文化や国境を越えて互いの学校や地域を繋げるこのイベントは、初めて訪れる方にも多文化理解や国際交流の楽しさを伝えてくれます。
ここでは、第11回都筑・ボツワナ交流児童画展の概要や見どころ、開催時期、アクセス方法について詳しくご紹介いたします。

イベントの概要に関する見出し

都筑・ボツワナ交流児童画展の背景と目的

「都筑・ボツワナ交流児童画展」は、2008年に横浜で開催された第４回アフリカ開発会議の「一校一国運動」を契機に、茅ケ崎小学校（横浜市都筑区）とボツワナ共和国ベン・テマ小学校との交流をスタートさせ、2014年から定期的に実施されている取り組みです。
児童たちは、国際理解教室で学びながらそれぞれの学校生活や文化、日常を絵画として表現し、その作品を互いの国に送り合うことで、言葉を越えたコミュニケーションが実現されます。
この交流事業は、両国大使館をはじめJICAボツワナ支所や日本通運株式会社のような多くの関係者の協力により、無償で輸送されるなど、互いの文化や国際理解を深めるための重要な架け橋となっています。

展示会の内容と展示作品

第11回都筑・ボツワナ交流児童画展では、茅ケ崎小学校の３年生による169点の作品と、ベン・テマ小学校の３年生による79点の作品、計248点の児童画が展示されます。
会場に設けられる展示スペースでは、子どもたちの日常や感じた思いが色とりどりの絵画に込められており、見る人々にそれぞれの作品から様々なメッセージや感動が伝わります。
また、10周年を記念して制作された記念動画や、過去のアーカイブ作品の展示も行われ、10年間にわたる交流の歩みをふり返る貴重な機会となっています。

イベントの魅力に関する見出し

子どもたちによる心あふれる表現と交流の力

この児童画展は、ただ絵を展示するだけではなく、子どもたちが自らの感性で描いた作品を通して、国境を越えた心の交流を実現しています。
絵画は子どもたちの日常や、異なる文化への興味・驚きをそのまま表現しており、見る者に温かい気持ちや新たな視点を提供してくれます。
また、展示会場では、ボツワナ側での学校生活や文化背景を知る機会が設けられており、各国の教育現場での取り組みや、子どもたちの学びの姿勢が具体的に伝わる貴重な体験となっています。

セレモニーと記念行事の魅力

本事業の大きな魅力の一つとして、記念セレモニーが挙げられます。
10周年記念式典では、市長が日本通運株式会社に対して10年にわたる無償輸送協力への感謝状を贈呈し、子どもたちが関係者からのメッセージや、オンライン交流を通じて国際理解の大切さを実感する姿が印象的に記録されました。
セレモニー当日、茅ケ崎小学校の児童は自身の体験や気づきを発表し、ボツワナの子どもたちからのメッセージや文化的背景への学びが共有されるなど、交流事業全体が一つの大きな学びの場として機能しています。

その他イベントの開催時期やアクセス方法に関する見出し

展示会の開催時期と各会場のスケジュール

第11回都筑・ボツワナ交流児童画展は、複数の会場で順次開催されます。
第一会場は都筑区総合庁舎１階の区民ホールで、開催日は令和7年2月3日（月曜日）から6日（木曜日）まで。
2月3日は13:00～17:00、2月6日は15:00まで、それ以外の日は8:45～17:00の時間帯で展示が行われます。
第二会場は都筑多文化・青少年交流プラザで、令和7年2月10日（月曜日）から20日（木曜日）まで、時間は10:00～17:00となっています。
さらに、JICA横浜２階ギャラリーでは、ベン・テマ小学校の児童画を中心に令和7年3月1日（土曜日）から25日（火曜日）まで、10:00～18:00の時間帯で展示されるため、訪れる際のスケジュールに合わせやすい構成となっています。

会場へのアクセスと周辺環境

都筑区総合庁舎や都筑多文化・青少年交流プラザは、どちらも横浜市都筑区内に位置しており、地域住民はもちろん、横浜市内外からのアクセスも便利です。
特に都筑多文化・青少年交流プラザは、横浜市営地下鉄センター北駅から徒歩3分と、公共交通機関を利用する方にも大変利用しやすいロケーションです。
また、JICA横浜２階ギャラリーも、みなとみらい線の馬車道駅から徒歩8分と、横浜中心部から出やすい場所にあるため、家族連れや友人同士で訪れて、文化交流の雰囲気を存分に味わうことができます。

まとめ

都筑・ボツワナ交流事業は、横浜市都筑区の茅ケ崎小学校とボツワナ共和国ベン・テマ小学校との絵画を通じた交流プロジェクトとして、多彩な魅力を持つイベントです。
子どもたちが自らの感性を活かして表現する作品は、言葉を超えたコミュニケーションの手段として、訪れる人々に温かい感動と国際的な視野を提供します。
また、複数の会場で行われる展示会や記念セレモニー、オンライン交流など、多角的なイベントプログラムにより、その歴史と歩みがしっかりと伝えられています。
開催時期は令和7年の2月から3月にわたり、各会場でそれぞれ異なるスケジュールで開催されるため、自分の都合に合わせて訪れることが可能です。
また、都筑区内の便利な立地にある会場は、公共交通機関や車でのアクセスも良く、遠方からの来場者にも配慮された設計となっています。
国際理解と多文化交流を身近に感じるこのイベントは、家族連れ、友人、そして国際交流に興味を持つ全ての人々にとって、魅力的な体験となるでしょう。
ぜひこの機会に、子どもたちの温かい想いと多様な文化が交差する瞬間を体感しに足を運んでみてください。