高齢者帯状疱疹予防接種について、令和7年度から始まる定期予防接種制度の詳細な情報をご紹介します。ワクチンの種類、対象者、接種費用、そして各年度ごとの対象となる方の詳細について、分かりやすくまとめています。大切な健康対策として、どなたでも安心して接種を受けられる仕組みや、医療機関へのアクセス情報も含め、初めてこのイベントに参加しようと考えている方にも魅力・メリットをお伝えします。
高齢者のみならず、免疫力の低下が懸念される方へ向けた大切な公衆衛生施策として、ぜひ一度内容をご確認ください。
高齢者帯状疱疹予防接種制度は、令和7年4月1日からB類疾病の定期予防接種として位置付けられ、対象者に対して医療機関で実施される公的な予防接種プログラムです。接種は、新座市、朝霞市、志木市、和光市の委託医療機関において行われ、対象となる高齢者の方々に予約を通じて受けられる仕組みとなっています。
制度上、接種は強制ではなく、本人の希望に応じて受けることができます。また、接種を受ける際は運転免許証、健康保険証、パスポートなどの本人確認書類が必要です。
この予防接種制度で提供されるワクチンは大きく分けて2種類あります。生ワクチンは皮下注射で1回接種することで効果を発揮し、自己負担金は4,000円です。一方、不活化ワクチンは筋肉注射により、1回目と2ヶ月あけて2回接種するプランとなっており、自己負担金は1回あたり14,000円です。
それぞれのワクチンは発症予防効果や持続性が異なり、生ワクチンは約5年、不活化ワクチンは約10年の効果持続が見込まれます。なお、生活保護受給者や中国残留邦人等支援受給者の方は、全額公費負担となり無料で受けることができる点も大きな魅力です。
接種制度は、接種日現在で新座市に住民登録がある方が対象とされています。また、年度内に65歳を迎える方や、60歳以上65歳未満で特定の医療診断が必要な方が含まれています。さらに、本制度は令和7年度から令和11年度までの5年間の経過措置として実施され、年齢に応じた対象者の範囲が毎年度異なります。
具体的には、令和7年度は大正14年4月1日以前に生まれた方から昭和35年4月2日~昭和36年4月1日生まれの方まで、令和8年度、9年度、10年度、11年度とそれぞれ対象となる生年月日の範囲が設定されています。既に帯状疱疹ワクチンを接種している方は、対象外となる点に注意が必要です。
この高齢者帯状疱疹予防接種制度は、国および各自治体が提供する公的な健康施策として、安心して受けられる環境が整えられています。本人の希望に基づく任意接種でありながら、必要と判断される方に対しては国からのお知らせも送付されるため、十分な情報提供がなされています。
また、接種前に担当医師や看護師との十分な説明が行われ、予診票を通じて健康状態の確認がなされるため、体調に不安を抱く方でも医療機関と相談しながら安心してワクチンを受けられる仕組みになっています。
自費での接種費用が明確に提示されており、生ワクチンの場合は1回4,000円、不活化ワクチンの場合は1回あたり14,000円となっていますが、生活保護受給者や中国残留邦人等支援受給者の方については、全額公費負担で無料となるため、経済的負担を大幅に軽減できます。
また、従来の任意予防接種に加え、高齢者帯状疱疹予防接種は、医療機関での予約制を導入することで、スムーズな接種を実現しています。これにより、無理なく予定通りに接種を受けられる点も大きな魅力のひとつです。
接種後の注意事項として、激しい運動や過度の飲酒を避け、接種部位の清潔保持が推奨されています。入浴自体は可能ですが、体調が悪い場合は無理をせず安静にするようアドバイスされています。
さらに、予防接種健康被害救済制度が設けられており、接種による副反応で医療機関での治療や入院が必要になった場合には、医療費やその他の給付が受けられる制度となっています。体調面で万が一の事態があった場合でも、安心して対処できる環境が整備されている点が、この制度の大きな魅力です。
高齢者帯状疱疹予防接種は、令和7年度(令和7年4月1日~令和8年3月31日)から始まり、令和11年度まで実施される5年間の経過措置の予定です。
各年度ごとに対象となる生年月日の条件が異なっており、令和7年度、令和8年度、令和9年度、令和10年度、令和11年度と段階的に実施されるため、毎年度ごとに対象者が変わる点に注意が必要です。
また、不活化ワクチンに関しては、1回目の接種を令和7年3月31日までに実施していれば、2回目の接種に対して助成金の申請が可能となるため、接種スケジュールの確認が重要です。
接種を希望する場合、事前に新座市、朝霞市、志木市、和光市の委託医療機関に予約を行う必要があります。
医療機関の一覧は、新座市の公式ウェブサイトからPDFファイルにて確認でき、詳細な住所や連絡先、診察時間なども記載されています。
特に、朝霞地区医師会管内の市(朝霞市、志木市、和光市)については、新座市と同様に予防接種を実施しているため、近隣にお住まいの方でも受診しやすい環境になっています。
事前予約や各医療機関の問い合わせについては、直接電話や公式ウェブサイトのリンク(例:厚生労働省のページ)から確認することをおすすめします。
接種会場では、本人確認ができる公的な証明書(運転免許証、健康保険証、パスポートなど)の提示が必要です。
また、生活保護受給者や支援受給者の方は、それぞれの証明書の提示が求められます。
接種をスムーズに進めるためには、事前に必要書類をよく確認し、手続き当日には余裕を持って準備することが重要です。
受診時に必要な持ち物や書類については、各医療機関での案内や新座市保健センターでの説明があるため、詳細は公式情報を参照してください。
高齢者帯状疱疹予防接種は、令和7年度から始まる定期予防接種制度として、国や自治体が推進する大切な健康対策です。
ワクチンの種類や接種方法、対象者の詳細といった基本情報が明確に提示されており、受ける方々が十分な情報に基づいて判断できるよう工夫されています。
また、無料接種の対象者や接種後の健康被害救済制度など、経済的・安全面においても安心できる配慮がなされている点が魅力です。
各年度ごとの対象者の条件や接種スケジュール、医療機関へのアクセス方法についても詳細な情報が提供されており、初めて接種を受ける方でも不安なく参加できる体制が整えられています。
この制度は、高齢者のみならず、健康状態に不安を抱える方へ向けた公的な施策として、多くの方にとって安心・安全な医療サービスの一環となります。
ぜひ、最新の情報を確認し、ご自身や大切な方々の健康維持のために、この予防接種制度の活用をご検討ください。
なお、詳細な問い合わせ先として、新座市保健センター健康計画係(Tel:048-481-2211、Fax:048-481-2215)も設置されており、疑問点や不明点についても迅速に対応してもらえる体制が整っています。
定期接種期間内に予約を済ませ、安心して臨むことで、将来的な帯状疱疹の発症リスクを低減し、快適な生活を支える大きな一歩となるでしょう。
埼玉県新座市野火止2-9-37