福岡県うきは市吉井町では、歴史ある趣深い町並みの中で『第33回筑後吉井おひなさまめぐり』がいよいよ始まりました。このイベントでは、等身大のひな人形が展示されるなど、訪れる人々に独特の魅力を提供しています。
このイベントでは、「箱雛」と「おきあげ」という伝統的なひな人形が展示されています。「おきあげ」とは、おひなさまや歌舞伎などを題材にした立体的な装飾品で、江戸時代には高価なひな人形を揃える代わりに、華やかさを演出するために使用されていました。これらの展示は、当時の新聞や修復の跡などが見られ、歴史の一端を感じることができます。
『庵鈴亭』では、身長155㎝の等身大のおひなさまが展示されています。江戸時代に作られたこの人形は、当時の男性の平均身長とほぼ同じで、非常に見応えがあります。穏やかな表情ながらも迫力満点の姿は、ぜひ一度実際に訪れて見ていただきたいものです。
吉井町のこのイベントは、地元の人々が所有しているひな人形を飾る、地域密着型のイベントです。商店や公共施設にひな人形が飾られ、訪れる人々と店の人たちとの距離感が近く、リピーターも多いのが特徴です。この地域に根ざした温かさや親しみやすさは、訪れる人々に特別な体験を提供します。
期間中、パンフレットに掲載されていない商店などにもひな人形が飾られています。「観光会館 土蔵(くら)」でパンフレットを入手しながら巡るのがおすすめです。また、3月には人力車の乗車体験や、地元小学3年生が企画した「謎解きクイズラリー」など、様々なイベントが予定されています。訪れる人々にとって、思い出に残る体験を提供すること間違いなしです。
『第33回筑後吉井おひなさまめぐり』は、2025年3月20日(木・祝)まで開催されています。営業時間は10:00から17:00までとなっていますが、変更される可能性があるので現地での確認がおすすめです。
このイベントは、福岡県うきは市吉井町一帯で行われています。最寄り駅は筑後吉井駅で、観光会館「土蔵」で問い合わせることも可能です。イベントの公式Instagramやウェブサイトで最新情報を確認できます。
『筑後吉井おひなさまめぐり』は、歴史と地域に根ざした温かいイベントです。訪れる人々は、伝統的なひな人形や等身大の人形を楽しむことができ、様々な関連イベントを通じて貴重な体験を得ることができます。初春の素敵な思い出作りをしに、ぜひうきは市吉井町を訪れてみてください。
福岡県うきは市吉井町1043-2