「響きあう絵画」宮城県美術館展が、福岡県久留米市の市美術館で開幕します。この展覧会では、日本の近現代やドイツ近代美術の名作が一堂に会し、訪れる人々に豊かな芸術体験を提供します。
今回の展覧会では、「響きあう絵画 宮城県美術館コレクション カンディンスキー、高橋由一から具体まで」をテーマに掲げ、宮城県美術館が誇る約7,000点のコレクションの一部を紹介します。中でも、高橋由一が描いた「宮城県庁門前図」や、関西を拠点に活動した「具体美術協会」の作品が見どころです。
展示される74点の作品の多くは写真撮影が可能であり、訪れた人々は芸術作品を自由に楽しむことができます。特に、幅広い時代を俯瞰できるコレクションによって、明治、大正、昭和の美術の移り変わりを視覚的に学ぶことができます。
宮城県美術館のコレクションを通じて、日本美術と西洋美術の異文化交流とその影響を感じることができます。展示では、ドイツ近代美術、洲之内コレクション、具体美術協会の作品も含まれており、それぞれの作品がどのようにして日本に根付いたかを理解することができます。
九州地方ではなかなか目にすることができない美術作品が揃っており、芸術愛好者にはたまらない見応えです。市美術館の学芸員によると、「九州で見る機会の少ない作品を楽しめる滅多にないチャンス」とのことで、一見の価値があります。
福岡県久留米市の市美術館にて、2025年2月8日から5月11日まで展示が行われます。美術館は月曜日が休館ですが、2月24日と5月5日には特別に開館します。
美術館の所在地は福岡県久留米市野中町で、アクセスしやすい立地にあります。入館料は一般1,000円、シニア700円、大学生500円、高校生以下は無料で入場可能です。詳しい情報は市美術館にお問い合わせください(電話: 0942-39-1131)。
「響きあう絵画」宮城県美術館展は、久留米市美術館で限られた期間のみ開催される特別なイベントです。日本とドイツの近代美術が融合する作品群は、訪れる方にとって貴重な体験となるでしょう。この展示会を通じて、芸術の多様性とその歴史的背景を学び、豊かな感性を育む機会をお届けします。ぜひ、足を運んでその魅力を存分に味わってください。
福岡県久留米市野中町1015 石橋文化センター内