広島県呉市安浦町にある南薫造記念館では、2024年6月8日(土)から12月8日(日)までの期間、『新延輝雄と南薫造 ~師弟が描く美しき瀬戸内海の船旅~』と題した特別作品展が開催されます。
この展示会では、南薫造とその弟子である新延輝雄の美しい瀬戸内海の風景画を堪能することができます。両者の作品を通じて、師弟関係の深さと瀬戸内海の魅力を感じることができる素晴らしい機会です。ぜひ、お見逃しなく。
南薫造記念館では、『新延輝雄と南薫造 ~師弟が描く美しき瀬戸内海の船旅~』と題した作品展を開催します。これは、師である南薫造と弟子である新延輝雄が描いた瀬戸内海の風景画を、船旅に見立てて展示するという趣向の展示会です。
南薫造は日本近代洋画の巨匠として知られており、彼の作品は鮮やかな色彩で瀬戸内海の風景を描くことが特徴です。一方、新延輝雄は柔らかな色調で同じ風景を表現し、師弟関係の中で独自のスタイルを確立しました。
この作品展では、南薫造と新延輝雄が描いた水彩画を中心に展示されます。作品は鞆の浦から呉、そして宮島を目指す船旅に見立てて展示されており、それぞれの場所がどのように描かれたかを比較しながら楽しむことができます。
展示作品には、新延輝雄が描いた「瀬戸の港町(鹿老渡)」や「竹原の町並み」、南薫造が描いた「瀬戸内初夏風景」などがあります。これらの作品を通じて、昭和初期から戦後にかけての瀬戸内海の美しい風景を感じることができます。
南薫造と新延輝雄の師弟関係は非常に親密で、特に新延輝雄は南薫造から多くの影響を受けました。この作品展では、師弟がともに取り組んだ美術の世界を垣間見ることができます。二人が描く瀬戸内海の風景は、それぞれの視点から見た美しさが表現されており、師弟関係の深さを感じることができます。
南薫造は日本の印象派と称され、新延輝雄は戦後広島の文化復興に尽力しました。二人の作品はそれぞれの歴史的背景を持ち、特に新延輝雄は原爆で両親を失うという苦難を乗り越え、絵画に向き合い続けました。この展示会では、二人の作品を通じてその歴史的背景と美術の融合を感じることができます。
作品展は2024年6月8日(土)から12月8日(日)まで開催されます。開館時間は9時00分から16時30分で、休館日は火曜日(祝日・休日の場合は翌日)です。観覧料は以下の通りです:
南薫造記念館へのアクセス方法は、呉市安浦町に位置しており、最寄りの交通機関については公式サイトや市の観光案内を参照してください。車でのアクセスや公共交通機関の利用を考慮し、便利な方法でお越しください。
南薫造記念館で開催される『新延輝雄と南薫造 ~師弟が描く美しき瀬戸内海の船旅~』は、師弟が描いた瀬戸内海の美しい風景画を堪能できる貴重な作品展です。南薫造と新延輝雄の作品を通じて、彼らが見つめたであろう風景を感じることができる素晴らしい機会です。この機会にぜひ足を運び、美術と歴史を体験してください。