
息をのむ技と伝統美 第71回日本工芸展
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日本最大規模の伝統工芸公募展「第72回日本伝統工芸展」が、2025年9月3日から全国10会場で開催されます。陶芸、染織、漆芸、金工、木竹工、人形、諸工芸の7部門から選ばれた入賞・入選作品が展示される、伝統工芸の美と技が集結するイベントです。このイベントでは、日本の伝統工芸職人たちが極めた技術と創意工夫が光る作品との出会いが待っています。
第72回日本伝統工芸展は、日本工芸会、朝日新聞社などが主催する、日本最大規模の伝統工芸公募展です。1954年から毎年開催されており、文化財保護法の趣旨に沿って、伝統的な工芸技術の継承と発展を支援しています。
今回の展覧会には、全国から1128点の応募があり、その中から542点が入選作品として選ばれました。さらに入選作品の中から、特に優れた16点が入賞作品として選定されています。
出品作家には、重要無形文化財保持者(人間国宝)も含まれており、日本の伝統工芸の最高峰の技術と表現を鑑賞することができます。
第72回日本伝統工芸展では、以下の7つの部門で作品が展示されます。
陶芸は、焼き物の技術と美しさを競う部門です。釉薬の色合いや形状の工夫など、職人の創意が詰まった作品が多数出展されます。
染織は、布を染める技術と織る技術の両面から、伝統的な手法と現代的な表現を融合させた作品が展示されます。かすり織りや友禅染めなど、多様な技法が用いられています。
漆芸は、漆を用いた装飾品や生活用品の製作技術です。沈金や蒔絵など、細かな手作業による美しい仕上がりが特徴です。
金工は、金属を加工して製作する工芸です。彫金や鍛造などの技法により、精密で美しい作品が生み出されます。
木竹工は、木や竹を素材とした工芸です。自然素材の特性を活かしながら、伝統的な加工技法で製作されます。
人形は、日本人形や創作人形など、人形製作の技術と美しさを競う部門です。
諸工芸は、上記に分類されない多様な工芸作品が展示される部門です。ガラス工芸や革工芸など、様々な素材と技法が用いられています。
最高賞である日本工芸会総裁賞を受賞したのは、和泉香織氏(横浜市)の「硝子重箱『織花』」です。この作品は、吹きガラスの中に何本ものねじった棒状の色ガラスを入れることで、透明感の中に生物がうごめいているような有機的な動きで藤の花を表現しています。伝統的技法を用いながら、新しい表現に挑んだ革新的な作品として高く評価されました。
高松宮記念賞を受賞した神谷あかね氏(愛知県春日井市)の「生絹着物『万葉綺譚』」は、糸を部分的に染めてから織り上げるかすり織りの技法による作品です。縦糸の間隔を変えて織ることで明暗の美しい対比が生まれており、技術と表現の両面で高い評価を受けています。
朝日新聞社賞を受賞した水尻清甫氏(石川県輪島市)の「沈金象嵌宝石箱『希海』」は、中が3段になっており、かぶせぶたの広い側面には、能登半島の海の波の様子が沈金の技法で繊細に彫り込まれています。上面と側面には、白く泡立つ能登の冬の風物詩「波の花」を表現した作品として、地域の風土を題材とした優れた工芸作品です。
日本工芸会会長賞を受賞した早川嘉氏(栃木県益子町)の「織彩鉢」は、色絵具をつけた糸をはじいて鉢の表面に繊細で精密な線を描いた作品です。手間のかかる作業を感じさせない自然な表現で、底のすぼみと上部のバランスも絶妙に仕上げられています。
第72回日本伝統工芸展では、北海道から沖縄まで、全国の工芸職人たちによる542点の入選作品が展示されます。各地域の特色ある工芸技法と、職人たちの創意工夫が詰まった作品との出会いが期待できます。
特に、石川県の輪島塗や金沢の加賀友禅、佐賀県の有田焼など、各地の伝統工芸の中心地からの出展作品は、その地域の工芸文化を代表する優れた作品ばかりです。
第72回日本伝統工芸展の東京展は、2025年9月3日(水)から9月15日(月・祝)まで開催されます。会場は、東京都中央区の日本橋三越本店です。
東京展では、応募総数1128点から選ばれた入賞16点を含む入選542点と遺作3点が展示されます。入場は無料となっており、誰でも気軽に訪れることができます。
日本橋三越本店は、JR総武線快速「新日本橋駅」直結、銀座線「日本橋駅」からも徒歩でアクセス可能な立地にあります。
東京展の後、第72回日本伝統工芸展は全国10会場を巡回予定です。
名古屋会場は、2025年9月26日(金)から10月6日(月)まで、古川美術館で開催されます。
京都会場は、10月8日(水)から10月13日(月)まで、京都高島屋で開催されます。
大阪会場は、10月16日(木)から10月21日(火)まで、大阪高島屋で開催されます。
金沢会場は、10月31日(金)から11月9日(日)まで、石川県立美術館で開催されます。
岡山会場は、11月13日(木)から11月30日(日)まで、岡山県立美術館で開催されます。
松江会場は、12月3日(水)から12月24日(水)まで、島根県立美術館で開催されます。
高松会場は、2026年1月2日(金)から1月18日(日)まで、香川県立ミュージアムで開催されます。
仙台会場は、1月21日(水)から1月26日(月)まで、仙台三越で開催されます。
福岡会場は、2月4日(水)から2月9日(月)まで、福岡三越で開催されます。
広島会場は、2月18日(水)から3月8日(日)まで、広島県立美術館で開催されます。
第72回日本伝統工芸展は、全会場で入場無料となっています。そのため、気軽に訪れることができ、日本の伝統工芸の最高峰の作品を鑑賞する機会が広く提供されています。
各会場の詳細な開催時間については、日本工芸会のウェブサイト(https://www.nihonkogeikai.or.jp/)に掲載されています。訪問前に確認することをお勧めします。
第72回日本伝統工芸展に出展される作品は、単なる美しい工芸品ではなく、日本の文化と歴史を体現する重要な文化財です。各地域で受け継がれてきた伝統的な技法と、それを極めた職人たちの創意工夫が融合した作品として、高い文化的価値を持っています。
展覧会に出展される作品の中には、重要無形文化財保持者(人間国宝)による作品も含まれており、日本の伝統工芸の最高峰の技術を直接鑑賞することができます。
日本伝統工芸展は、1954年の開始以来、伝統工芸の優れた技と美を競い、その継承と発展を支援する役割を果たしてきました。毎年開催される公募展を通じて、若い世代の工芸職人たちも登場し、伝統技法を守りながら新しい表現に挑戦する機会が提供されています。
出展作家の中には、日本工芸会新人賞を受賞した若手職人たちも含まれており、伝統工芸の未来を担う新しい才能の発掘と育成も、この展覧会の重要な役割となっています。
第72回日本伝統工芸展は、日本の伝統工芸の最高峰の作品が集結する、年に一度の特別なイベントです。陶芸、染織、漆芸、金工、木竹工、人形、諸工芸の7つの部門から、全国の職人たちによる優れた作品が展示されます。
2025年9月3日から東京で開催される東京展を皮切りに、全国10会場での巡回展が予定されており、どの会場でも入場無料で鑑賞することができます。伝統工芸の美と技を極めた作品との出会いは、日本文化の奥深さを改めて認識させてくれる貴重な体験となるでしょう。
家族や友人と一緒に訪れ、職人たちが生み出した美しく精密な作品を鑑賞することで、日本の伝統工芸の素晴らしさを感じてください。また、各地域の伝統工芸の特色を知ることで、日本各地の文化的な多様性と豊かさを発見することもできます。ぜひこの機会に、第72回日本伝統工芸展への訪問をご検討ください。
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会場詳細
東京都中央区日本橋室町1-4-1