呉市では、観光客の滞在時間を延ばし、市内周遊を促進するために「観光モデルコースワーキング」を実施しました。市民が主体となって観光モデルコースを考案し、多様な魅力を発信する取り組みが行われました。このモデルコースは、観光客がより多くの時間を呉市で過ごし、さまざまな観光スポットを巡ることができるようにデザインされています。
観光モデルコースワーキングは、呉市民が主体となって観光客向けのモデルコースを考案するイベントです。観光客が市内を巡る際の利便性を高め、滞在時間を延長させることを目的としています。参加者は、学生や飲食店関係者、ボランティアガイドなど多様なバックグラウンドを持つ13名から14名が参加しています。
このワーキングは3回にわたって実施されました。それぞれの回で、参加者はグループに分かれて意見を交わし、モデルコースの策定に取り組みました。
第1回: 7月31日
第2回: 10月17日
第3回: 1月16日
第1回では、モデルコースの課題やターゲット顧客、推奨コンテンツについてグループごとに話し合いました。
第2回では、前回の結果を元に具体的なモデルコースを策定しました。
第3回では、完成したモデルコースを最終確認し、共有しました。
参加者が考案したモデルコースは、観光客の多様なニーズに対応しています。例として、歴史好き向けのコース、若者向けのコース、シニア層向けのコースがあります。
以下は策定された6つのモデルコースの一部を紹介します:
【~呉の資料館・美術館を回る~台湾からの弾丸ツアー客向けモデルコース】
台湾からの訪問客をターゲットにしており、チャーターしたバスで1泊2日で市内を巡るプランです。
【~とびしま海道を巡る~旅とグルメ好きの女性向けモデルコース】
旅好きでグルメな女性向けに徒歩と車で巡る1泊2日のコースです。
【~イルミネーションがある12月から1月にかけて呉を満喫~大学生向けモデルコース】
冬の時期に呉を訪れる大学生向けの1泊2日のプランで、徒歩と車での移動を想定しています。
観光モデルコースワーキングは令和5年度に実施されました。第1回は7月31日、第2回は10月17日、第3回は1月16日に行われ、それぞれの回で異なるテーマやアプローチでモデルコースの策定が行われました。
呉市へのアクセスは多様です。広島市からJR呉線を利用し、呉駅で降車できます。自動車での訪問も可能で、広島市から車で約1時間です。詳細なアクセス方法については、呉市公式観光サイトをご確認ください。
今回の観光モデルコースワーキングの取り組みは、呉市民の意見を基に観光客の滞在時間を延ばすための新しい観光モデルコースを作り上げるものです。これにより、観光客は呉市の多様な魅力を最大限に楽しむことができます。訪れた際には、ぜひ策定されたモデルコースを参考に、呉市の魅力を存分に堪能してください。