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朝ドラ「ばけばけ」聖地巡礼で訪ねる松江・出雲の歴史と文化

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開催予定
開催期間: 2026年9月6日(日)まで
観光
文化施設
神社・寺院
最終更新: 2026年4月8日(水)
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朝ドラ「ばけばけ」聖地巡礼で訪ねる松江・出雲の歴史と文化

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詳細情報

NHKの連続テレビ小説「ばけばけ」が3月27日に最終話を迎えた今、ドラマの舞台となった島根県松江市と出雲市への旅が注目を集めています。小泉セツとその夫・小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)のゆかりの地を巡る聖地巡礼は、ドラマファンだけでなく、日本の歴史と文化に興味を持つ多くの人々を魅了しています。この記事では、朝ドラ「ばけばけ」聖地をめぐる松江・出雲旅の魅力と、訪れるべき理由をご紹介します。

朝ドラ「ばけばけ」聖地巡礼の概要

ドラマのモデルとなった小泉セツと小泉八雲

NHKの連続テレビ小説「ばけばけ」は、小泉セツとその夫・小泉八雲をモデルにしたストーリーです。小泉八雲は、アイルランド生まれのラフカディオ・ハーンで、日本の怪談や民間伝承を世界に紹介した著名な文筆家です。一方、小泉セツは松江市で生まれ育ち、没落士族の娘として貧しい暮らしを送っていました。二人は松江で出会い、波乱に満ちた人生を共にしました。

ドラマ前半の舞台となった島根県松江市は、セツが生まれ育ち、八雲と出会った地として重要な意味を持っています。ドラマを通じて、視聴者たちは二人の人生に深く共感し、その足跡をたどりたいという想いを強くしています。

松江市の「水の都」としての魅力

松江市は島根県北部に位置し、北は日本海、西は宍道湖(しんじこ)、東は中海に接しています。大橋川や松江城下の堀川によって潤う「水の都」として知られ、市内には歴史的な街並みが残されています。この美しい水の風景は、小泉八雲が愛した日本の風情を今に伝えています。

松江城の堀をゆったりと進む遊覧船からの眺めは、ドラマの世界観を実感できる貴重な体験となります。

聖地巡礼で訪れるべき主要スポット

小泉八雲記念館と企画展「小泉セツ—ラフカディオ・ハーンの妻として生きて」

松江城の北側に位置する小泉八雲記念館は、小泉八雲の生涯を紹介しながら、直筆原稿や初版本、遺品や手紙を展示しています。2026年9月6日まで開催中の企画展「小泉セツ—ラフカディオ・ハーンの妻として生きて」では、セツの人生がより詳しく紹介されています。

両親と生き別れ、アイルランドやフランス、アメリカなどで暮らしてきた八雲と、養女として迎えられ貧しい暮らしを送っていたセツ。二人の波乱に満ちた人生がどう交差し、進んでいくのか、そして八雲の死後、セツが4人の子どもとどう生きたかまでを知ることができます。

記念館の展示を通して気付かされるのは、「ばけばけ」が史実とフィクションをうまく織り交ぜて作られたドラマだということです。フィクションだと思っていた場面が史実の通りだったり、史実と似ているが時間軸や設定が絶妙にずらされていたり、ドラマ内のセリフが実際に八雲やセツが言ったとされる言葉そのままだったりと、ドラマファンだからこそ、史実との類似点や相違点を楽しみながら展示を見ることができます。

小泉八雲旧居で感じる日本への愛

小泉八雲記念館に隣接する小泉八雲旧居は、八雲とセツが1891(明治24)年6月に移り住み、熊本に赴くまでの約5カ月を過ごした家です。開放的な空間で、八雲が愛したという庭が三方に広がっており、彼が実際に使っていた執筆机なども残されています。

家の中では和服で過ごしたという八雲が、日本の暮らしをいかに愛していたかを雄弁に語る、趣ある住居です。妻としてだけでなく、「リテラリーアシスタント(文筆活動の助手)」としても八雲を支えたセツ。記念館の展示や八雲の作品を通して、その息遣いが確かに伝わってくるでしょう。

国宝・松江城の天守から望む宍道湖

松江市を見守るように悠然と立つ国宝・松江城は、1611(慶長16)年に築城され、全国に現存する12天守の一つです。小泉八雲は天守閣から見える宍道湖の眺めを賞でたとされており、著書『知られぬ日本の面影』では天守を「大きな怪物を集めて造った大怪龍」と表現しています。

天守閣から宍道湖を眺めながら、小泉八雲もかつて同じ景色を見たのだと思うと感慨深いものがあります。晴れた日の宍道湖の眺めは特に素晴らしく、小泉八雲が愛した風景を直接体験することができます。

八重垣神社での縁占い体験

ドラマファンにとって外せないスポットが、松江駅から南にバスで20分の場所に位置する八重垣神社です。素盞嗚尊(すさのおのみこと)が八岐大蛇(やまたのおろち)を退治した後、稲田姫と夫婦となった「古代結婚式発祥の地」で、歴史ある縁結びの神社として知られています。

セツはこの神社の縁結び占いで、八雲との運命を予感させるような結果になったそうです。「ばけばけ」でも描かれたその場面では、実際の撮影スポットに境内の「鏡の池」が使われました。

本殿に参拝し、占い用紙を購入して境内の奥へと進むと、森の中に「鏡の池」への道標が見えます。やがて、ドラマでも見た池が目の前に現れ、他の参拝者の占い用紙がたくさん沈んでいるのが見えます。

占い用紙を池に浮かべ、十円玉を中央にのせると、徐々に文字が浮かび上がります。言い伝えでは、用紙が15分以内に沈めば縁が早く、30分以上かかると縁が遅く、近くで沈むと身近な人と、遠くで沈むと遠方の人とご縁があるとのことです。実際の小泉セツは、占い用紙が池の奥へと漂い流れてからやっと沈んだという逸話があり、1人目の夫と離婚し、遠い異国から来た八雲と結ばれるという彼女の人生を指し示していたのかもしれません。

八雲もこの神社と池に興味を示し、著書『知られぬ日本の面影』で紹介しています。ちなみに、ラフカディオ・ハーンの日本名「小泉八雲」の「八雲」は、素盞嗚尊が詠んだ日本最古の和歌「八雲立つ 出雲八重垣 妻籠(つまごみ)に 八重垣つくる その八重垣を」の枕詞(まくらことば)、「八雲立つ」に由来しています。出雲地域や日本神話との深いつながりが感じられるエピソードです。

その他の聖地スポット

松江市中心部には、今回紹介した場所以外にも、狐(キツネ)の石像が並ぶ城山稲荷(じょうざんいなり)神社や、「大亀」の石像がある月照寺など、心躍る「ばけばけ」聖地が数多くあります。これらのスポットを訪ねることで、ドラマの世界観をより深く理解できるでしょう。

松江・出雲旅の魅力と体験

玉造温泉での美肌湯体験

松江市の玉造(たまつくり)温泉は、1300年以上の歴史を持つ日本最古級の美肌の湯として知られています。小泉八雲とセツもかつて訪れた温泉街で、玉湯川の両岸に広がる歴史ある温泉街の雰囲気を楽しむことができます。

瑪瑙(めのう)の採掘地で、三種の神器の一つである八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)もこの地で造られたと言われています。玉造温泉とともに1300年以上の歴史を持つ玉作湯(たまつくりゆ)神社の「願い石」は触れて祈ると願いが叶(かな)うと言われ、お守りとして持ち歩ける「叶い石」の祈願も人気です。

旅館や付近のコスメショップでは、温泉水を配合したスキンケア商品も売られており、美肌の湯で知られる玉造温泉ならではの体験ができます。

出雲大社での神話体験

松江市に隣接する出雲市の名所、出雲大社も小泉八雲とセツゆかりの地の一つです。大国主大神を祀(まつ)った歴史ある神社で、縁結びの神、福の神として名高く、境内には大国主大神やウサギなど、神話をモチーフにした石像が数多く見られます。

大国主大神がウサギを助ける「因幡(いなば)の素兎(しろうさぎ)」という『古事記』のエピソードを知っている人も多いはずです。小泉八雲は、来日した1890(明治23)年に出雲大社を参詣(さんけい)し、外国人として初めて昇殿を許され、著書『知られぬ日本の面影』にその感動が記されています。

「ばけばけ」でも、ヘブンとトキ(八雲とセツがモデル)が出雲大社を参詣し、結婚の誓いをする場面があります。出雲大社の正式な参拝作法は「二礼二拍手一礼」ではなく「二礼四拍手一礼」で、「ばけばけ」でも、出雲の神様に手を合わせるときにトキたちが4回手を叩(たた)く場面がありました。

「大社造(たいしゃづくり)」という日本最古の神社建築様式が残る本殿や、日本最大級の大きさを誇るしめ縄のある神楽殿、出雲大社の歴史を伝える宝物殿など、広い境内には見どころが詰まっています。

史実とドラマの融合を楽しむ旅

松江・出雲旅の最大の魅力は、ドラマで見た場面を実際に体験できることです。「ばけばけ」が史実とフィクションをうまく織り交ぜて作られたドラマであることを知ることで、旅はより深い意味を持つようになります。

小泉八雲の代表作『怪談』は、日本各地の説話や幽霊話を集め、再話した物語集で、幼少期から物語好きだったセツが八雲に語り聞かせることで完成した作品です。セツが八雲に語り聞かせた日本の民間伝承や神話の舞台となった出雲地方を訪れることで、『怪談』の世界観をより深く理解することができるでしょう。

アクセス情報と開催時期

企画展の開催期間

小泉八雲記念館で開催中の企画展「小泉セツ—ラフカディオ・ハーンの妻として生きて」は、2026年9月6日までの開催となっています。この期間中に訪れることで、セツの人生についてより詳しく学ぶことができます。

松江市へのアクセス方法

日本各地から出雲地方へ行くには、航空機、新幹線と特急列車の乗り継ぎ、寝台特急サンライズ出雲、高速バスなど様々な方法があります。岡山駅から特急やくもに乗車することで、車窓からの山景色を楽しみながら松江へ向かうことができます。

特急やくもの車窓からは、鳥取県の大山(だいせん)が見えます。大山は中国地方の最高峰で、伯耆(ほうき)富士とも呼ばれる名峰です。

各スポットへのアクセス

松江駅から八重垣神社へは、バスで20分ほどでアクセスできます。玉造温泉も松江市内から比較的近く、訪問しやすい位置にあります。出雲大社は松江市に隣接する出雲市に位置しており、松江からのアクセスも良好です。

まとめ

朝ドラ「ばけばけ」聖地をめぐる松江・出雲旅は、単なるドラマの舞台巡りではなく、小泉セツと小泉八雲の人生に深く触れる旅です。神々と幽霊の気配が息づく出雲地方で、二人が愛した「古き良き日本」の面影を探すことができます。

小泉八雲記念館での企画展は2026年9月6日までの開催となっており、この期間中に訪れることで、セツと八雲の人生についてより詳しく学ぶことができます。八重垣神社での縁占いや、松江城の天守からの宍道湖の眺め、玉造温泉での美肌湯体験、出雲大社での神話体験など、多くの魅力が詰まった旅となるでしょう。

ドラマファンはもちろん、日本の歴史や文化に興味を持つすべての人にとって、松江・出雲旅は忘れられない思い出となります。小泉八雲とセツが愛した風景を実際に見て、感じることで、ドラマの世界観がより鮮明に蘇ります。ぜひこの機会に、神々の地・出雲へ足を運んでみてください。

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