大牟田市は、環境保全への取り組みとして「大牟田市ごみ処理基本計画《中間見直し》を策定しました」。この計画は、地域社会の持続可能な発展を目指し、ゴミの減量とリサイクルの促進を図るために設定されました。地域住民の協力を得ることで、より良い街づくりを進めています。
大牟田市は、令和元年に「ごみ処理基本計画」を策定しました。計画は概ね5年ごとの見直しを定めており、令和6年度の中間年度に当たる今、改めて見直しを行いました。
この中間見直しでは、ごみ処理における現状の進捗を確認するとともに、排出状況を考慮した新たな数値目標の設定が行われました。地域住民や事業所と連携しながら、さらなるごみ減量とリサイクルの推進を図ります。
「燃えるごみ排出量」の削減目標が見直されました。平成30年度比で前計画の約20%減量から、本計画では約22%以上の減量を目指すこととなります。
また、リサイクル率の推計方法を見直し、「市が回収するリサイクル(再生利用)率の向上」により具体的な目標を設定しました。
本計画では新たに「リユースの活性化」を目指し、他自治体の成功事例を参考にリユース事業者との連携を検討します。また、「大牟田市食品ロス削減計画」を策定し、食品ロス削減の推進も行います。
さらに既存の取り組みとして、プラスチックの分別促進や、事業所から排出される紙類の資源化を推進します。
大型生ごみ処理機の設置に関する取組みは、他市の実績や費用対効果を考慮し、導入を見送ることとなりましたが、新ごみ処理施設の建設・運営に向けての計画は進展中です。
新施設による安定稼働を目指し、地域社会にとってより良いごみ処理体制を提供します。
この計画の中間見直しは、令和6年度に実施され、最終更新は2025年3月17日です。計画の詳細は、大牟田市の公式サイトでPDF形式で公開されています。
市民意見聴取を行い、アンケートやパブリックコメントを通じて市民や事業所の意見を集約しました。このフィードバックを基に、より実効性のある計画が進められています。
大牟田市ごみ処理基本計画《中間見直し》は、持続可能な社会実現に向けた重要な取組みです。ごみ削減とリサイクルの促進に向けた新旧取り組みの融合により、地域住民と共に環境改善を目指します。地域の未来を担うこの計画にぜひ関心を持ち、市民一丸となって環境保護に取り組んでいきましょう。
福岡県大牟田市有明町2丁目3