2025年、新宿歴史博物館で開催される「写真と絵画でみる昭和30年代の東京風景」は、昭和30年代の東京の街並みをモノクロ写真と色鮮やかな水彩画で振り返る特別な展示です。このイベントでは、昭和時代の懐かしい風景を通じて、過去と現在の東京の変遷を体感することができます。
本イベントでは、昭和30年代に記録されたモノクロ写真とそれに対応する色鮮やかな水彩画が展示されます。これらの資料を通じ、昭和30年代の東京の街の姿と、その当時の文化や暮らしの様子を垣間見ることができます。展示品は、永井荷風の『日和下駄』や野田宇太郎の『新東京文学散歩』などの文学作品にも触発されたもので、歴史と文学が交差する独特の展示が魅力です。
展示に関連して、数々のイベントが開催されます。会期中の毎月第2・第4土曜日には、担当学芸員によるギャラリートークが予定されており、展示の背景や見どころを詳しく解説します。また、「作家と新宿一九六〇年前後」と題した講座では、昭和30年代の新宿にフォーカスし、都市デザインと文学の視点からその時代の作家たちについて学ぶことができます。
「写真と絵画でみる昭和30年代の東京風景」は、昭和の香り漂う東京の街並みを感じることができる貴重な機会です。モノクロ写真のリアルな風景と、水彩画の鮮やかな色彩の対比を楽しむことで、過去と現代のイメージが交錯し、より深い理解が得られます。文化と歴史に触れるこの展示は、多くの来場者に新たな発見をもたらすでしょう。
関連イベントの講座では、昭和30年代の新宿を舞台に活動した作家について詳しく知ることができます。五井信教授による講義は、文学と都市文化デザインの視点から、当時の新宿がどのように作家的創造を促したかを解説します。これに参加することで、より立体的に展示内容を捉え、自身の学びを深めることができます。
「写真と絵画でみる昭和30年代の東京風景」は、2025年1月11日(土)から4月13日(日)までの期間で開催されます。開館時間は9:30から17:30までで、入館は17:00までとなっております。
休館日は1月14日、27日、2月10日、25日、3月10日、24日です。アクセスは、東京メトロ丸ノ内線「四谷三丁目駅」出口4より徒歩8分、都営新宿線「曙橋駅」A-4出口より徒歩8分、またはJR中央線・総武線、東京メトロ南北線「四ツ谷駅」から徒歩10分です。近隣には消防博物館や須賀神社などのおすすめスポットもあります。
昭和30年代の東京を写真と絵画で体感できる「写真と絵画でみる昭和30年代の東京風景」は、文化と歴史の奥深さを楽しむことができるイベントです。関連イベントや講座を通じて、さらなる知識と洞察を得ることができ、訪れる人々に新たな視点を提供します。歴史好きの方にはもちろん、どなたでも楽しめるこの展示にぜひ足を運んでみてください。
東京都新宿区四谷三栄町12-16