福山地方卸売市場は、広島県福山市引野町に位置する地方卸売市場です。この市場は、1971年に現在の場所に移転し、青果、水産、塩干などの生鮮食料品を適正な価格で安定して消費者に供給することを目的としています。市場の役割は、地元産品を中心に全国から農水産物を集め、小売店を通じて市民に供給することです。
市場の歴史は、自動車の普及に伴う交通渋滞により、市内中心部での運営が難しくなったため、現在の場所に移転したものです。現在、市場は55,051㎡の広さを持ち、福山市、府中市、神石高原町、笠岡市、井原市などを供給圏として約70万人の人口をカバーしています。
市場内には、福山わくわく市場という一般の人が自由に利用できるマーケットがあり、個性豊かな食堂や魚介類、野菜、果物、弁当、菓子などのお店が揃っています。また、年1回の「ふくやま卸売市場ふれあい祭」も開催されており、新鮮な魚介類、野菜、果物を購入したり、海産物の模擬せりに参加したり、ゆるキャラと写真を撮ることができます。