潮崎神社は広島県福山市松永町5-33-13に位置する神社です。この神社は1644年(正保元年)に水野勝成が干拓のための潮止め堤防を建設する際に、安全祈願のために才ノ尾の大明神を祀りました。1646年(正保3年)には干拓が成功したことを祝って大明神を麓に降ろし、塩崎大明神として塩崎神社に祀りました。
潮崎神社には勝成を祀る聡敏神社があります。この神社は勝成と深津村の縁をしのんで両社八幡宮(福山八幡宮)にある聡敏神社から分社されたものです。塩崎神社の催しの一つに深津時代行列があります。この行列はかつて水野家参勤交代の行列を先導した奴が深津村から集められていたもので、廃藩置県後の明治時代初期には福山城内にあった行列の装備一式が深津村に払い下げられ、戦前から大名行列が再現されました。
潮崎神社は初詣のスポットとしても人気があります。新春のおみくじで2024年の運試しもできます。この神社は歴史的な背景と祭事が特徴的で、広島県福山市の文化的遺産として重要な役割を果たしています。