広島県福山市南蔵王町にある「ばらの木」は、市内で最も有名な観光スポットの一つです。このスポットは、戦後の復興期に市民が「花を植えよう」という声に応じて、現在のばら公園に約1,000本のばら苗を植えたことが始まりです。以来、地域や企業も一緒になり、ばらの植栽・手入れを行い、市制施行100周年には「100万本のばらのまち福山」という目標を達成しました。
この公園には、400を超えるばら花壇があり、地域や企業の皆さんが手入れを行っています。毎年5月には美しいばらが咲き誇り、市民や観光客が訪れる人気のスポットとなっています。また、福山市明るいまちづくり協議会が毎年「ばら花壇コンクール」を実施し、各部門の大賞を決定しています。
ばらの木は、福山市のシンボル的な存在で、市民の努力と協力によって成長してきたスポットです。訪れる人々に、美しいばらの景色と市民の熱意を伝える貴重な場所となっています。