広島県東広島市黒瀬町大多田にある八幡神社は、古来より人命守護と勝運厄除の守護神として尊崇されています。この神社は、京都の石清水八幡宮の但馬国・勝楽寺別宮として御奉祀されており、但馬国七宮の一社でもあります。
八幡神社は、応神天皇の化身とされる土着神であり、宇佐氏が崇敬した地方神です。宇佐神宮(大分県宇佐市)は八幡宮の総本宮とされています。この神社は、武の神や出世開運の神として崇められており、平安時代には天皇家を祖とする清和源氏が京都の石清水八幡宮を氏神としたことで、武勇の神として多くの武士からの信仰を集めました。
八幡神社は、全国に多くありますが、広島県東広島市黒瀬町大多田の八幡神社は、特に大多田八幡神社盃状穴として知られています。この穴は、花崗岩製で、高さ68cm、横98cm、奥52cmの大きさを持ち、26個の穴が開いています。この神社は、古来より多くの信仰を集め、現在も多くの参拝者が訪れています。