半べえ庭園は広島県広島市南区本浦町にある料亭兼庭園施設です。この庭園は、昭和の名作庭家・重森三玲が手掛けた池泉回遊式庭園「聚花山の庭」と、戦災を免れた江戸時代の「林泉の庭」から構成されています。
「聚花山の庭」は、1970年に重森三玲が作庭した池泉回遊式庭園で、中央に「龍門の滝」があり、池の中には亀島・蓬莱島・鶴島を配しています。この庭園は、重森三玲の独特の世界観と、分かりやすさを兼ね備えています。また、庭園内の建物「翠石苑」の一角にある露地も重森三玲の作風が感じられます。
「林泉の庭」は、江戸時代中期に作庭された池泉回遊式庭園で、敷地南側に広がっています。この庭園には、江戸時代後期の建築である茶室「紅霞亭」もあります。半べえ庭園は、四季折々の美しい庭園と、洗練された和食を提供しており、特別な人をお連れするのに適したスポットです。