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新和琴楽有限会社は広島県福山市御幸町大字上岩成に位置する、伝統的工芸品「福山琴」の製作を専門とする企業です。この会社は、1800年代から福山で続いている琴製作の技術を受け継ぎ、現在に至っています。 新和琴楽有限会社の歴史は、元和5年（1619年）に水野勝成が福山に城を築き、歌謡・音曲が盛んになった流れの中に始まります。葛原勾当（矢田重美）が神辺町八尋で生まれ、3歳で失明し、9歳で京に上って筝曲・地歌を学び、15歳で勾当の位階を頂き後に帰郷し、備後・備中で盛んになったと伝えられています。以降、牧本長蔵、菅波甚七、牧本信次郎、牧本正雄らの琴師が技術を継承し、現在の新和琴楽有限会社に至っています。 新和琴楽有限会社は、伝統的な技術を基に高度な生産方式を確立し、全国に福山の琴を広めていきました。現在でも、海外在住のお客様から依頼を受け、製作過程を画像で残し、お客様自身で作曲・演奏を行うなどの活動を続けています。新和琴楽有限会社は、福山市御幸町大字上岩成に位置し、伝統的工芸品「福山琴」の製作を専門とする企業として、地域の文化を継承し発展させています。