広島県三次市三次町にある巴橋は、市の中心市街地を代表する風景的な赤色のアーチ橋です。この橋は、江の川、馬洗川、西城川の三川が合流する地点に架かり、名前の由来もこの三川の合流に因んでいます。明治時代に木橋が最初に架橋された後、昭和13年に石造りの橋に架け替えられ、現在の橋となったのは昭和58年です。
巴橋は、長さが170.60メートル、幅が19メートルで、両側歩道部は4メートルです。橋の形式は単純ローゼ桁+単純プレートガーダー橋で、国道375号線上に位置しています。平成29年には、橋にかかる張り出し部に休憩用のベンチとそこから見える風景を説明するパネルが設置されました。
この橋は、市のシンボル的な存在で、三次市の中心市街地を代表する景観を形成しています。三次市の他の橋と同様に、巴橋も縁起の良い名前が付けられており、市民や観光客に親しまれています。