龍泉寺

広島県三原市小泉町にある龍泉寺は、曹洞宗に属する寺院です。真言宗の行基和尚（668～749）が開いたと伝えられており、南北朝の初期には小早川氏の一族である小泉氏の氏寺となった寺院です。1353年に僧房を建立し、禅宗（曹洞宗）に改宗しました。

龍泉寺は白滝山のほぼ山頂に位置し、周囲の自然が多く残っています。寺院の境内には、龍王の瀧や7つの不思議岩、千畳岩、指一本で3千貫の岩が動くゆるぎ岩、太閤腰掛岩など多くの名所があります。また、敷地内には多くのもみじが植樹されており、秋には大変美しい姿を見せます。

龍泉寺は、地域の信仰が厚く、多くの参拝者で賑わいます。特に毎年7月第4日曜日に行われる「お瀧まつり」は全国各地から多くの参拝者が訪れます。また、普段から、瀧に打たれる修行の荒行は空いているときなら一般の方でも体験可能です。