広島県山県郡北広島町西八幡原にある民宿「あるぺん屋」は、西中国山地国定公園自然環境保全地域に位置し、標高800mの八幡高原にあります。この地域は、夏でも涼しく快適に過ごせ、冬は雪で美しい銀世界となります。また、八千年の歴史をもつ八幡湿原は、希少な動植物も多く見られる自然の宝庫です。
「あるぺん屋」は、親子二代で切り盛りされる民宿で、地元愛にあふれています。元々はご主人の杉原幸成さんご夫妻が八幡の大自然に惚れ込み、移住されたことがきっかけでした。民宿を営みながらお米を作られ、2007年からは「八幡高原酒造」として、どぶろくや甘酒などの製造もされています。
この民宿では、土地の食材を活かしたお料理が特徴です。どぶろくに漬けて熟成した「芸北高原豚」や地元で旬の野菜や山菜を使用した料理が提供されています。また、「生どぶろく八幡」という酒造の看板商品もあり、樹齢400年のブナ林からしみ出した地下軟水と自家栽培のあきたこまち、手作りの麹を使って仕込まれています。
広島県山県郡北広島町西八幡原10405-3