広島県尾道市向島町干汐にある広島大学向島臨海実験所は、瀬戸内海に面した閑静で風光明媚な場所に位置しています。この実験所は、1933年に旧制広島文理科大学附属臨海実験所として設立され、長い歴史を持つ施設です。現在は、大学院統合生命科学研究科附属臨海実験所として、教育研究活動が行われています。
この実験所は、広い敷地内に教育研究棟2棟と宿泊棟1棟を有し、延べ床面積は1,556㎡です。施設は、海洋生物学の教育研究に特化しており、瀬戸内の多様な生物を用いた実習や海産無脊椎動物を用いた発生実験の場として利用されています。また、進化・発生(Evo-Devo, Evolution & Development)をキーワードに教育研究を進めています。
文部科学省が公募する「教育関係共同利用拠点」に認定されており、「時空を超えて学ぶ・しまなみ海道広域海洋生物教育共同利用国際拠点」として、他大学による施設利用や国際サマースクールの開催など幅広い教育研究活動が行われています。施設は、交通の便がよい場所にあり、空港・新幹線・高速道路のインターが近くにあるため、利用者にとって非常に便利です。