広島県呉市海岸にある萬吉は、江戸時代後期の人で、安永5年生まれの人物です。伊勢(三重県)鈴鹿の農民市右衛門の子で、4歳のとき父が死に、旅人の荷物をはこんで病身の母を養ったと伝えられています。
また、萬吉は橘屋の小僧としても知られており、店で走るのが一番早く、長屋にいる十四郎を呼び出すときの連絡係を務めていたと記録されています。
広島市内には、萬吉という名前の店舗もあります。例えば、広島市中区胡町2-23にある「まんきち」は、そば屋として知られており、また同じく広島市中区胡町2-23にある「鮨まんきち」は、寿司屋として知られています。
広島県呉市海岸1-4-11