広島県安芸郡坂町にある明神山は、標高502mの山で、広島県の代表的な山の一つです。坂町遊歩道の一部をなすこの山は、矢野三山と呼ばれる絵下山、発喜山、明神山や呉市の天狗城山を歩くことができます。
明神山の山頂には、南城と北城で一つとなす別城一郭となる龍王山城の城塁跡が残っています。戦国時代の十市遠忠による築城で、十市氏が松永久秀に敗れて松永氏の居城となった後、松永氏が織田信長に敗れて廃城となったと伝えられています。
現在では、明神山は地域住民のハイキングイベントも開催されるスポットとして、健康増進にも役立つ場所となっています。山頂からは広島県の眺望を360度で眺めることができ、歴史的景観としても重要な場所です。
広島県安芸郡坂町(大字なし)