有栖川宮記念公園は、南麻布にある歴史的な公園です。この公園は、江戸時代に旧盛岡藩主南部美濃守の下屋敷があった場所で、明治29年(1896年)に有栖川宮家の御用地となりました。有栖川宮熾仁親王は晩年をこの公園で過ごす予定でしたが、居住することなく亡くなりました。
公園内には、有栖川宮熾仁親王の騎馬像があります。この像は、明治36年に旧参謀本部構内に建立され、昭和37年にこの公園に移設されました。また、公園には「赤い靴」のモデルとなった岩崎きみちゃんの像もあります。きみちゃんは、3歳で米国人宣教師の養女となり、9歳で亡くなりました。
この公園は、緑に囲まれた高台にあり、訪れる人を楽しませてくれます。特に、カエデ、モッコク、ウラジロガシなどの広葉樹が四季を彩り、美しい景色を提供しています。
広島県庄原市東城町川西462-1