広島県神石郡神石高原町上豊松3128にある藤井電器は、創業から100年以上を経過した、日本の電気機器製造の歴史を語る名店です。創業者は、電気技術者である藤井 喜雄氏が、当時最新であったラジオの受信性能を向上させるため、独自の技術開発に取り組んだことが始まりとされています。
藤井電器は、ラジオをはじめとするオーディオ機器の開発に力を注ぎ、その技術力は日本を代表するレベルにまで高められました。特に、ラジオの受信回路におけるノイズ除去技術は、その後の日本の放送技術に大きな影響を与えたと言われています。また、戦後には、テレビ受像機の開発にも携わり、日本のテレビ産業の発展に貢献しました。
現在、藤井電器は、ラジオをはじめとするオーディオ機器の製造・販売に加え、電子部品の製造も行っています。創業当初の技術を基盤に、現代の電子機器にも対応した製品開発に取り組んでおり、その技術力は現在も高く評価されています。
訪れる際には、創業当時の面影を残す建物や、製造ラインを間近で見学できる機会があります。日本の電気機器製造の歴史に触れ、その技術革新の軌跡を辿ることができる貴重な場所です。