西方寺普明閣は広島県竹原市本町にある浄土宗のお寺で、町並み保存地区の中央に位置しています。この寺院は、江戸時代中期のこの地方の仏堂の典型的形式をもつ貴重な建築物です。境内前面には城郭のような石垣があり、特徴的な景観を呈しています。
普明閣は西方寺の観音堂で、高台に築かれた懸崖造の建築物です。この観音堂は京都の清水寺を模して建てられたと言われており、舞台からは竹原の古い町並みが一望できます。普明閣からは、瀬戸内海ののどかな景色が見えるため、観光客に人気のスポットとなっています。
普明閣には広島県指定の重要文化財である木造十一面観音立像が祀られています。この像は西方寺の本尊であり、寺院の中心的な存在です。普明閣は竹原のランドマークでもあり、町のどこからでも見えるため、訪れる観光客にとっては必見のスポットとなっています。