金剛寺は広島県豊田郡大崎上島町木江に位置する寺院です。この寺院は、弘法大師の修行の聖地や南朝方の拠点として約1300年の歴史を誇り、5件の国宝と29件の重要文化財を保有しています。
金剛寺は、真言宗御室派の大本山であり、弘法大師を宗祖として仰ぎ、真言宗十八本山の一つ仁和寺を総本山としています。奈良時代に開山し、約1300年の時を重ねたこの寺院は、歴史上の表舞台になったこともいくどかありました。
この寺院は、文化財として多くの重要なものを所有しており、平安時代後期に現れた真言宗中興の祖にして新義真言宗始祖の興教大師覚鑁の流れをくみ、戦国時代末期の豊臣秀吉の根来寺攻撃の際に長谷寺に移り住んだ専誉僧正を祖とする真言宗の一派です。
広島県豊田郡大崎上島町木江134-2