広島県東広島市河内町入野にある竹林寺は、篁山の山頂付近に位置する寺院です。この寺院は、730年に行基によって建立され、2030年には開創1300年を迎える歴史ある寺院です。小野篁生誕の地、弘法大師御登山の地とも伝わっています。
本堂は国の重要文化財に指定されており、1511年に再建されました。また、木造地蔵菩薩半跏像や護摩堂・十王堂、縁起絵巻など数多くの県・市指定重要文化財が残されています。境内は竹林に囲まれ、春は山ツツジや桜、夏はアジサイやハス、秋は銀杏・紅葉などの樹木が訪れる人の目を楽しませてくれます。
寺院の周囲は竹林寺用倉山県立自然公園に指定されており、篁山の展望所としても親しまれる鐘楼堂からは、河内を一望する景色が広がります。旧暦1月18日は祈祷護摩供養が、新暦の5月8日には華まつりが開かれます。
広島県東広島市河内町入野3103