西楽寺は広島県東広島市西条町吉行に位置する寺院です。この寺院は浄土真宗本願寺派に属し、山号は温泉山、本尊は阿弥陀如来像です。
西楽寺の創建は不詳ですが、当初は覚兆庵と称し禅宗の寺院でした。後に大永元年(1521年)に実如上人により浄土宗に改宗され、天正年間(1573-1592年)に行われた石山合戦の際には顕如上人から依頼状が送られています。慶長8年(1603年)に現在の寺号である西楽寺に改称され、境内が整備されています。
西楽寺本堂は天保2年(1831年)に再建されたもので、木造平屋建て、入母屋、桟瓦葺、桁行7間、正面向拝付、向拝に施された獅子や象の彫刻など格式の高さを感じさせてくれます。寺宝として顕如上人の書状が残されています。西楽寺は歴史的価値が高い寺院であり、訪れる価値のあるスポットです。
広島県東広島市西条町吉行1940