広島県東広島市高屋うめの辺にある宅配ロッカーPUDO 近畿大学工学部 広島キャンパスは、中国地方の大学で初めて導入された宅配ロッカーです。このロッカーは、近畿大学工学部とヤマト運輸株式会社の提携により設置され、2019年4月4日から利用が開始されました。
このロッカーは、屋外型で4列1基の構造を持ち、30室の収納が可能です。利用対象は、近畿大学の学生、教職員だけでなく、一般の外部者も無料で利用可能です。このサービスは、学生が日中は通学、平日の夜や休日はアルバイトなどで家を空けている時間が多いため、宅配会社にとっては在宅時間が読みづらく再配達となる可能性が高い問題を解消することを目的としています。
このロッカーの設置は、社会的課題である宅配便の再配達ロスを軽減する施策としても位置づけられています。特に、近畿大学工学部は、県内他大学に比べて県外出身者の割合が高く、約7割の学生が一人暮らしをしているため、宅配便の再配達ロスが問題となっていた地域です。このロッカーの導入により、学生は好きな時間に非対面で荷物の受取りができるようになり、宅配便の再配達ロスも軽減されることが期待されています。
広島県東広島市高屋うめの辺1