広島県広島市安佐北区白木町大字三田にある白木山は、太田川と三篠川に囲まれた山で、鬼ヶ城山、別当山、押手山と連なる山塊の主峰です。山頂一帯はチュウゴクザサが繁茂し、遠くから望むとその葉が白く光り、雪が降ったように見えるため「白波」と呼ばれる由来があります。
この山は、登山コースが多くあり、どのコースも距離があり、登り応えがあります。特に真冬を除く秋から春の天気が良くなる日の朝、9時頃までには途中で雲海が眺められ、非常に美しい景色を楽しむことができます。また、白木山周辺には南原峡があり、堂床山や可部冠山を源流とする南原川が浸食されて形成された断層渓谷です。この川は非常に冷たく気持ち良く、暑い日でも涼しく感じられます。
白木山は地域のシンボルとしての役割も果たしており、白木公民館のイメージキャラクターにもなっています。このキャラクターは大自然と気は優しくて力持ちの「力士」をイメージしており、右手にチュウゴクザサ、左手に米俵を持っています。季節ごとにいろいろな表情を見せてくれます。
広島県広島市安佐北区白木町大字三田