正伝寺のクロガネモチは広島県広島市安佐南区相田にある観光スポットです。このクロガネモチは雄株で、樹高は16.5メートル、胸高幹囲は3.4メートルです。指定年月日は昭和28年4月3日です。
クロガネモチは常緑中高木で、モチノキ科モチノキ属に属します。樹皮は緑がかった灰白色や灰褐色で、滑らかです。葉は互生し、深緑色のなめらかな革質で表面は光沢があり、裏面は淡緑色です。葉身は長さ5 - 8センチメートルの楕円形 - 広楕円形で、先端は尖りやや波打つことが多く、葉縁は全縁です。
この木は冬に鮮やかな赤い実をつけることで知られており、日本の気候にも適しています。庭木や公園樹としても人気があり、特に新年を迎える飾りやお守りとしても用いられます。クロガネモチの木はその名前の由来となった「鉄のように固い実」が、強さや長寿を象徴するとされ、縁起のいい庭木として愛されています。
広島県広島市安佐南区相田4-4-15 正伝寺境内