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小泉八雲の怪談を聴く夜 講談と琵琶の共演
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久が原東部八幡神社は、東京都大田区久が原2丁目18番4号に鎮座する、奈良時代創建と伝わる歴史ある神社です。正式名称は「八幡神社」ですが、地域内に複数の八幡神社が存在するため、特に「久が原東部八幡神社」と呼ばれています。
創建は天平神護元年(765年)とされ、豊前国(現在の大分県)の宇佐八幡宮から御分霊を勧請し、久が原台地の最も高い場所に奉斎されたと伝えられています。徳川家康の江戸入府後、久が原村が東の馬込領と西の六郷領に分割され、当社は馬込領久が原村の鎮守として崇敬を集めました。
御祭神は誉田別命(応神天皇)で、厄除け、家内安全、学業成就、交通安全などの御神徳があるとされています。境内には、宇迦之御魂命を祀る稲荷神社も鎮座しています。
現在の社殿は、江戸時代後期に建てられたもので、本殿は弘化元年(1844年)、拝殿は文久2年(1862年)に再建されました。本殿・幣殿・拝殿が一体となった構造で、江戸末期の神社建築の特色を伝える貴重な建物として、昭和49年(1974年)に大田区の有形文化財に指定されています。
例大祭は毎年9月の第1土・日曜日に行われ、地域の伝統行事として多くの人々が訪れます。また、2月の初午には、境内の稲荷神社の祭礼も行われています。
久が原東部八幡神社は、地域の歴史と文化を今に伝える貴重な神社であり、静かな住宅街の中で心安らぐひとときを過ごすことができます。
東京都大田区久が原2-18-4