広島県安芸高田市高宮町羽佐竹にある万福寺は、市指定の文化財です。この寺院は昭和61年(1986年)に指定を受け、歴史的価値が高いと認められています。
万福寺は、中国の明時代末期の様式で造られており、日本の一般的な寺院建築とは異なっています。境内には、中国風の巨大な伽藍群が配置されており、全体が屋根つきの回廊で結ばれています。これにより、雨天でも問題なく法式を執り行うことができます。
寺院の建築には、南アジア、東南アジア原産のチーク材が使用されており、歴史的建造物として非常に重要かつ貴重なものです。境内には、釈迦牟尼仏を本尊とする大雄宝殿や、十八羅漢像を安置する天王殿など、多くの文化的価値の高い建造物が存在します。
広島県安芸高田市高宮町羽佐竹785