広島県広島市中区大手町にある爆心地は、1945年8月6日に広島市に投下された原子爆弾の爆心地として知られています。この場所は、当時島病院が存在していた地点で、現在は島内科医院となっています。原爆は、島病院の上空約580メートルで炸裂し、周囲の建物や人々に甚大な被害を与えました。
爆心地は、広島市の中心部に位置し、相生橋の南東にあります。原爆の投下目標は相生橋であったが、風の影響により流されたとされています。この橋は、広島市の中央を流れる太田川が分岐する地点にかけられたT字型の橋で、特異な形状が目印となっていたため、目標に選ばれたと考えられます。
爆心地は、原爆の被害を記憶する重要な場所であり、現在は原爆被災説明板が設置されています。この板には、米軍機エノラ・ゲイが原爆を投下し、この上空で炸裂したこと、爆心直下となったこの一帯ではほとんどの人が瞬時に命を奪われたことなどが記されています。
広島県広島市中区大手町1-5-25