広島県広島市中区大手町にある今井組は、歴史的に重要なスポットです。この地域は、幕府領と私領が混在する川内11ヶ村の悪水抜きに使用している宮之浦前水門の維持に深く関わっています。元禄年間(1688-1704年)に幕府領・私領の村々が協力し、領主様より必要経費をもらって工事(御立会御普請)を実施し、完成した水門はその後も維持費に宛てる給米を8石として幕府領・私領の村々が分割負担するよう命じられました。
この地域は、水のかかわる損害に悩まされていたが、3年間の訴訟の後、西之浦村へ新しい用水路を作り、西之浦村串ノ山の東側の海へ悪水を放出する計画を実施し、完成した結果、悪水を吐出できるようになり、田畠ともに荒れることなく作物が生い立つようになりました。
今井組は、歴史的・文化的に重要なスポットであり、地域の水利事情に深く関わっています。この地域の歴史と文化を学ぶ上で非常に重要な場所です。
広島県広島市中区大手町5-14-19