
中村屋サロン総集編 新感覚のアート体験へ誘う
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中村屋サロン美術館は、東京都新宿区新宿3丁目26番13号の新宿中村屋ビル3階に位置する美術館で、2014年10月29日に開館しました。この美術館は、老舗食品メーカー「新宿中村屋」が運営しており、創業者の相馬愛蔵・黒光夫妻が築いた芸術文化の交流の場「中村屋サロン」の精神を現代に伝えることを目的としています。
明治末から昭和初期にかけて、新宿中村屋には彫刻家の荻原守衛(碌山)や画家の中村彝、書家の會津八一など、多くの芸術家や文化人が集いました。彼らは中村屋を舞台に切磋琢磨し、その様子は後に「中村屋サロン」と称され、日本近代美術史に名を刻みました。
美術館では、年2回程度の特別展と年数回のコレクション展示を実施しており、所蔵作品には荻原守衛の彫刻作品や高村光太郎の油絵「自画像」、中村彝の絵画作品などが含まれます。また、開館10周年を記念して、2024年8月28日から11月4日まで「中村屋の中村彝」展が開催され、中村彝の芸術世界を3章に分けて紹介しました。
開館時間は10:30から18:00まで(最終入館は17:40)、休館日は毎週火曜日です。入館料は展示によって異なりますが、高校生以下は無料で、障害者手帳を提示された方とその同伴者1名も無料となっています。アクセスは、JR新宿駅東口から徒歩2分、東京メトロ丸ノ内線新宿駅A6出口から直結しており、都心の喧騒を忘れて芸術に親しむことができる空間です。
東京都新宿区新宿3-26-13 新宿中村屋ビル 3F