洞門寺は広島県広島市中区西白島町にある曹洞宗の寺院です。元和五年(1619年)、紀伊・伊勢国の紀州藩藩主浅野長晟が広島藩の藩主となった際、浅野家の家臣小野覚雲が広島入りし、この地に小野家の屋敷を建立しました。元和七年(1621年)、覚雲は小野家の屋敷の一部を割いて当寺を建立し、玄庵嫩鶴禅師を迎えて小野家の菩提寺として開創しました。
第二次世界大戦中の昭和二十年(1945年)、広島に原子爆弾が投下され、本堂などが倒壊しましたが、当時の住職により本尊が搬出され焼失を免れました。戦後、再び奉祀され現在に至っています。
本尊は阿弥陀如来(被爆仏)で、御真言は「おん あみりた ていせい からうん」です。寺の縁起や歴史を学ぶことができる貴重なスポットです。
広島県広島市中区西白島町16-27