己斐橋は広島県広島市西区己斐本町にある道路橋で、太田川(太田川放水路)にかかる。少なくとも安土桃山時代から存在しており、歴史的に重要な役割を果たしてきた。近世には西国街道筋、近代には国道筋、現在は広島県道265号伴広島線の橋となっている。
この橋は、昭和初期以前にあった山手川(己斐川とも)に架かる橋で、太田川放水路整備に伴い現在のものに架け直された。上流側には広島高速4号線(西風新都線)の広島西大橋、下流側には平和大通りと広島電鉄本線が通る新己斐橋がある。東に道沿いに進めば天満橋、さらに東へ向かい本川橋を渡ると広島平和記念公園へと入ることができる。
己斐橋周辺には、JR西広島駅と広電西広島駅が右岸側下流にあり、ノートルダム清心中学校・高等学校が上流側にある。歴史的に重要なスポットであり、現在も広島市西区の主要な交通ルートの一部を担っている。
広島県広島市西区己斐本町1丁目