誓願寺

広島県広島市西区三滝本町にある誓願寺は、浄土宗西山派に属する寺院です。創建は天正18年（1590）で、開祖は安楽庵策伝上人です。寺院は、当初材木町（現在の平和公園の地）に開基されましたが、原爆により焼失し、昭和38年（1963）に現在の三滝本町に再建されました。

誓願寺は、広島新四国霊場の札所でもあります。山門や本堂は新しく整備されており、訪れる人々に心の平安を提供しています。

この寺院は、浄土門の聖地として長い歴史を持っており、特に女性たちからの深い信仰を集めています。落語の祖と呼ばれる策伝上人や謡曲「誓願寺」に謡われるなど、芸道上達の寺としても広く信仰を集めています。