広島県福山市山野町大字山野にある石鎚神社蔵王教会は、西日本最高峰の石鎚山(1982m)を信仰する教会です。正式名称は宗教法人石鎚本教蔵王教会で、石鎚神社と石鎚本教の教会のひとつです。
石鎚神社は、飛鳥時代(685年)に役の行者によって開山されました。寂仙菩薩が石鎚蔵王大権現と称えて深く信仰し、山路を開き、登拝者を導き、常住社を創立するに至りました。その後、四国八十八ヶ所第六十番札所の横峰寺、同じく第六十四番札所の前神寺が常住社の別当寺となりましたが、幕末に神仏混淆が禁止され、別当寺が廃止となり石鎚神社と定められました。
石鎚神社蔵王教会は、石鎚信仰の神仏混淆という特殊性を生かすために創立されました。現在は、全国の神社が神社本庁に包括される宗教法人となり、石鎚神社は従来の官国幣社と同格の別表神社という待遇を受けています。この教会は、広島県福山市山野町山野1016にあり、生活冠婚葬祭神社・寺としての機能を果たしています。
広島県福山市山野町大字山野1016