広島県福山市にある「ふくやま文学館」では、開館25周年を記念して特別展「生誕130年 福原麟太郎 翻訳の世界」が開催されます。福原麟太郎は、英文学者として日本の英文学界を牽引し、随筆家としても名を成した人物です。彼の翻訳作品を通じて、その心を捉えた英文学の世界を堪能できる絶好の機会を提供します。
この特別展は、ふくやま文学館が開館してから25年を迎えることを記念し、福原麟太郎の生誕130年に合わせて開催されます。彼の翻訳作品を中心に、英文学の魅力を伝えることを目的とした展示です。
会場は広島県福山市のふくやま文学館で、2024年12月20日(金)から2025年3月2日(日)までの開催です。開館時間は9:30から17:00までで、入館は16:30までとなります。月曜日は休館日ですが、1月13日と2月24日の月曜日は開館し、翌日が休館となります。年末年始の12月28日から1月1日までは休館です。
入館料は一般500円ですが、20名以上の団体なら400円で利用可能です。高校生以下は無料ですので、学生の学びの場としても最適です。
福原麟太郎は、洗練された翻訳技術で知られ、彼の作品は英文学の真髄を日本の読者に伝える窓口です。彼の翻訳は、ただの言葉の置き換えを超え、原作のニュアンスや哲学をも反映しています。この展示では、彼の代表的な翻訳作品を通して、彼の独自の視点を楽しむことができます。
福原はまた、随筆家としても活躍しました。彼の随筆は英国風の文学を日本の風土に根付かせたもので、文学ファンにはたまらない内容が詰まっています。展示では、随筆の原稿や関連資料も公開され、福原の多才な文学活動を振り返ることができます。
ふくやま文学館へのアクセスは、山陽自動車道の福山東ICより西へ20分。電車では「福山駅」から徒歩7分、「備後本庄駅」からは徒歩20分の道のりです。駐車場は30台分あり、ふくやま文学館の南側に位置しています。
この特別展は冬から春にかけて開催されます。年末年始に家族や友人と訪れるのも良いでしょうし、春先の旅行の予定に組み込むのもおすすめです。貴重な文学的体験をする絶好の機会ですので、ぜひこの時期に訪れてみてください。
開館25周年記念特別展「生誕130年 福原麟太郎 翻訳の世界」は、福原麟太郎の豊かな翻訳作品と随筆を通じて英文学の魅力を体験できる素晴らしい展示です。ふくやま文学館で開催されるこの特別展は、文学愛好者から学生まで、幅広い層に楽しんでいただける内容となっています。美しい冬の福山を訪れ、文化的に豊かな一日を過ごしてみてはいかがでしょうか。
広島県福山市丸之内1-9-9