福岡県直方市に位置する直方谷尾美術館では、視覚だけでなく触覚を活用してアートを体感することができる特別な展覧会「ユニバーサル・ミュージアム」が開催されています。視覚障害者を含む誰もが楽しめるこのイベントでは、単に作品を見るだけでは感じ取れない新たな魅力を体験する機会を提供しています。
この『ユニバーサル・ミュージアム』は、目で見るだけではなく、手や体で直接触れてアートを感じることを目的とした展覧会です。監修を担当したのは全盲の文化人類学者、国立民族学博物館教授の広瀬浩二郎氏で、視覚障害者も含め、多くの人々に美術館をもっと身近に感じてもらいたいという願いが込められています。
約800点の作品が展示され、視覚だけでなく様々な感覚でアートを楽しめる6つのゾーンに分かれています。「音に触る」「触って読む」といったテーマを通じて、音や感触を意識しながら作品と対話する新しい体験が可能です。
展示作品には、例えば縄文式土器を模したアートもあり、その指使いに作者の創造と情熱を感じることができます。照明を控えめにした室内では、天井から垂れ下がるナイロン製の布が森を模しており、触感や音に意識を集中することで視覚にとらわれない新たなアート体験が得られます。
視覚に頼らずともアートを楽しめるよう工夫されたこの展覧会は、視覚障害者を含む幅広い層の人々にアートの新たな楽しみ方を提案しています。音や触感をしっかりと感じ取りながら、アートとじっくり向き合う機会を提供します。
「ユニバーサル・ミュージアム」は福岡県直方市の直方谷尾美術館で開催中です。開催期間は2024年9月10日から16日までとなっており、一般入場料は800円、高校生・大学生は400円、そして中学生以下は無料で入場できます。特に土曜日には高校生も無料で入場可能です。
直方谷尾美術館は福岡県直方市殿町に位置しており、公立交通機関や車でのアクセスが可能です。詳細なアクセス方法は公式ページを参照してください。
「ユニバーサル・ミュージアム」は、視覚だけに頼らずアートを楽しむことができる貴重な場を提供しています。この特別な展覧会で、手で触れ耳を澄ませ、普段の美術館では感じられない新しいアートの世界を体験してみてはいかがでしょうか。福岡県直方市に訪れた際には、ぜひ足を運んで心に残る体験をしてみてください。
福岡県直方市殿町