「江戸の学び~往来物の世界~」は、福岡県大牟田市立三池カルタ・歴史資料館で開催される特別な企画展です。時代を超えて日本の教育と文化の一端を紹介するこのイベントは、子どもから大人まで多くの来訪者に過去の文化を体験する機会を提供します。
このイベントは、江戸時代に寺子屋や私塾で使用されていた教科書「往来物」をテーマにしています。往来物や漢籍などの教材を通して、当時の教育の様子を垣間見ることができる貴重な展示です。
三池カルタ・歴史資料館が所蔵する往来物に加え、昭和期に使用されていた道具類の解説やダイヤル型電話機、タイプライターなどに触れられる「昔の道具とくらし展」も同時開催されます。これらは、歴史がどのように日常生活に影響を与えてきたかを直に感じることができる貴重な機会です。
この展示では、江戸時代の子どもの遊びとして人気のあったカルタやすごろくも公開されます。ビジュアルを交えた展示で、当時の文化がどのようにして日常生活に根付いていたのかを理解できます。
「昔の道具とくらし展」では、昭和期に使用されていた実際の道具が展示されています。展示を通じて、現代の生活との違いを感じることができ、時間旅行のような体験を楽しむことができます。
このイベントは2024年12月17日から2025年3月23日まで開催されます。ただし、月曜、毎月最終木曜、年末年始(12月29日~1月3日)は休館となりますので注意が必要です。
開催場所は大牟田市立三池カルタ・歴史資料館で、所在地は福岡県大牟田市宝坂町2丁目2-3です。観覧は無料で行われ、毎日10:00から17:00まで開館しています。
「江戸の学び~往来物の世界~」は、過去の教育や文化、生活を多角的に体験できるイベントです。子どもから大人まで楽しめる内容になっており、家族連れや歴史好きな方にとって忘れられない体験を提供します。この展示を通じて、現代に生きる私たちが過去の教訓と美しさを学ぶ機会として、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
福岡県大牟田市宝坂町2-2-3