医王寺は広島県福山市引野町北に位置する寺院です。寺院の名称は「医王寺」と呼ばれ、歴史的に重要なスポットとして知られています。特に、境内の水は眼病に効果があるとされており、現在も眼病を患っている参拝者が多く訪れています。
寺院は室町幕府の第3代将軍足利義満によって、応永14年頃に悪病退散の祈願寺として建立されたと伝えられています。現在は、柴又七福神の一つである恵比寿天を祀ることで有名です。恵比寿天は商売繁盛の神様として崇敬されており、特に蕎麦店から熱心な信仰を受けていました。
寺院の見どころとしては、薬師如来と蕎麦地蔵尊の2か所が挙げられます。薬師如来は正式名称が薬師瑠璃光如来で、左手に薬壷を持ち、右手に施無畏印を示す形をしています。蕎麦地蔵尊は一般的な地蔵尊と同じく右手に錫杖、左手に宝珠を持っており、足元に盛られた山盛りの蕎麦が特徴です。