広島県廿日市市上平良にある速谷神社は、非常に歴史が古く格式が高い神社です。成務天皇の御代に安芸国造となった飽速玉男命をご祭神としています。この神社は、全国有数の交通安全の守護神として知られており、交通安全祈願の神社として全国的に有名です。
社殿は、江戸時代に三回も焼失したため、現在の建物は再建されています。敷地は広大で、鎮守の森も奥ゆかしく、建物もすべて荘厳な趣です。境内には、七四種もの樹木が茂っており、清浄で生気漂う環境が整っています。
速谷神社は、山陽道鎮護・安芸国総鎮守として古代から高い神格を誇りました。現在でも、安芸国の民の人生と生活を見守り続けています。境内には、文化財指定を受けた木造狛犬や紙本墨書大願寺尊海文書などが多くあり、貴重な文化財が多いです。